H マルクト広場

●英語で、市場のことをマーケットというが、ドイツ語では、
マルクトである。ここでも、水曜日と土曜日の午前中に朝市が開かれる。近くの農家の人が売る新鮮な野菜、卵、チーズ、花などが売られる。若干スーパーよりも値段が高めだが、何より新鮮で、売り手とのコミニュケーションを楽しんで、
ドイツ人は、マルクトで、買い物をするのが好きだ。

●町には、まず広場があり、市民の飲み水の確保として真ん中に井戸があり、(ここには、怪力の勇士ヘラクレスの像を冠する井戸がある。)近くに、市民の精神的なよりどころとして教会(ここでは聖霊教会)がありそして町の行政の中心として、市庁舎がある。
町は、マルクト広場から、発展していった。
マルクト広場は、過去においては、裁判が行われ、処刑の場でもあった。ヘラクレスの噴水のところに、1740年までトリラーという、大きな鳥かごのような簡易牢獄がおかれ、犯罪人を入れ、くるくる廻し見せしめにしたという。今では、平和なお祭りが開かれる場であるが、マルクト広場は、町の歴史の舞台となってきたところだ。

●聖霊教会の向かいに立つのが、ハイデルベルクの市庁舎(Rathaus)である。この市庁舎は、プファルツ継承戦争で、町が破壊されたあと、復興後18世紀の初頭に建てられたバロック様式の建物である。その後何度も、増築されている。道をはさんで、右かどの新築の建物は、市庁舎の別館。新しく立て直すにしても、町の美観をそこなわないよう、バロック様式を守っている。

●市庁舎の窓には、夏なら、赤いゼラニウムの花のプランターが置かれ見事であるが、正面を見て、一番左端の窓は、結婚式がとりおこなわれるところである。つまり、市庁舎の一室で婚姻届を出すことが、ドイツでの結婚である。媒酌人にあたる立会人2人と一緒に、新郎新婦が出頭して、宣誓、署名をする。指輪の交換もここで行うが、新郎新婦は、それほど着飾るわけでもなく、あっさりしたものであるが、これは、れっきとした法律上の結婚式であるから、代理で済ますようなわけにはいかない。
人によっては、このあと宗教上の結婚式として、教会で式を挙げる。


●現在のハイデルベルクの市長は、Beate Weberという女性市長で、ヨーロッパ議会の議員でもあった人で、環境問題や福祉に力を発揮している。

騎士の家 

●聖霊教会の向かいに立つのが、現在ハイデルベルクで残る民館として一番古い「騎士の家 ツム・リッター」である。1592年、フランスから逃避してきたユグノー派のカルビニストで、裕福な生地屋さんであったシャルル・ベリエーが、建立したもので、1693年のフランス兵の焼き討ちに耐えて残った唯一の建物である。

●正面は、ルネッサンス様式の華麗なファッサードで、さまざまな彫刻がほどこされている。特に1階左の立ち上がろうとしている雄羊は「ベリエー」が、雄羊を意味することからつけられているものである。
切り妻屋根の頂上に、守護神としてザンクト・ゲオルグの騎士の胸像があり、この建物を「騎士の家」と呼ばれるゆえんである。

●現在、この建物は、ロマンチック・ホテル「Zum Ritter ツム・リッター」であり、日本人のツアーが、昼食場所として、よく使うレストランでもある。
昼間は、正直グループ客で、ごった返しているが、夜は、エレガントな落ち着いたレストランとなる。ホテルの部屋は、優雅なヨーロピアンである。




Copyright (C) Office-Danke All Rights Reserved