ワインを買い込みました記



カッチイは、はっきり言って、けっこういけるクチ。ワインの卸売りやさんで、今回、ワインを買ってきたの。ワインの買出しから、日本での手続きまでを紹介。
 Alzey アルツァイ のワインの卸売りさんで、ワインを買いましたとさ。アップしたのは、2001年12月31日
まだ、マルクの時代だったんだね。円への換算は、その当時のものです。


Weinhaus Leof
ワインハウス・レオフは、1783年以来ドイツワイン関わってきたアルツァイのワイン商で、現在のマーティンで6代目。
私は、知り合いに彼を紹介され、アルツァイの彼のオフィスでワインの試飲をして買い求めた。
アルツァイは、ハイデルベルクから、北西70kmのところにある小さな町で、地元の小学校、中学校などが集中してある文教地区である。町を抜けた一帯は、ワインやさとう大根などが耕作された農業地域で、ここからのあがりが、プファルツの選帝侯つまりは、ハイデルベルクの城主の財産を支えたという。マーティンは、こののどかな町で育った老舗のワイン商だから、当然のごとくワインの道に進むべく有名なガイゼンハイムワイン大学に進んだ。彼のお父さんの代までは、一部ワインを造っていたそうだが、現在は彼の目利きで、個人経営ワイン醸造所(ワイングート)から買い上げ、卸売りすることに専念している。何度か日本に行ったこともあり、日本びいきで、遅くできた一人娘バレリーちゃんの優しいパパでもある。

ワイン畑ってこんなふう。ドイツに来る前、私は葡萄畑って藤棚みたいに葡萄が垂れ下がってるもんだと思ってたけど、全然違った。梢がのびて、まきつくように、低い杭(80cmくらいかな)で、支えてある。枝がへんな方向に伸びていかないように、矯正されるそうで、どの木も同じくらいのボリュームになっている。

葡萄の枝の頂点は支え木の上の方まで伸びると、切り取られる。上へ上へ伸びていこうとする力は、葡萄の実の成長のみに向けられる。ドイツの日差しは、フランスやイタリアのように強くはないが、長い日照時間があり、葡萄は、ゆっくり、じっくり成熟する。昔は、人の手で摘み取っていたが、今では、機械で摘み取りをするそうだ。


ドイツで栽培されているワインは、80%が白ワインでそのなかでも最も多く栽培されているといわれるのが、リースリング。右はそのリースリングの葡萄の木の拡大。豊かな酸により、長期熟成タイプのワインに適すると言われる。どれどれと、味見してみる。まだ、実は小粒。ちょっとりんごのような甘さを感じた。フルーティというのは、リースリングの特徴らしい。立派なワインに育っておくれ。日の光を浴びて、葡萄の葉っぱも、清々しい。整然と続く葡萄畑の成長を、じかに見ると、ワインが人の手で大事に育てられていることがよくわかった。

さて、今回カッチイは、ドイツワインを購入するにあたって、レオフにリクエストを出したのは、普段使いのワインということ。Alzey (アルツァイ)のワイン畑を見て、レオフのオフィスで、いよいよワインの試飲をしました。
試飲は、軽いワインから試飲するだけど、それぞれ、レオフの解説がつく。初めは、ははあと解説のごたくを聞いてなるほどと思っていたカッチイですが、いくつも飲むとわからなくなってしまったりして。

1999 SCIVIAS Albiger Schloss Hammerstein Riesling Spätlese trocken
( Weingut Hildegardishof)

スキービアス ラテン語で、知の道と名づけられたワインは、リースリングの特徴が出たフルーティな辛口ワイン。ドイツワインの典型。軽くて誰にでも合うし、何の料理でもあう。

1999 RS Rehinhessen Q.b.A Silvaner trocken ( Weingut Hildegardishof)
これは白ワイン用のぶどうSilvaner(シルバーナー)種から作られたラインヘッセン地域のワイン、シルバーナー種は、酸が少なめなので、辛口になることが多いそう。格は、Q.b.Aだが、口に、香りが広がる。より上記のものよりマイルドで、香りが高いのはは、カッチイでもわかった。まろやかな酸味は、口あたりがよく、魚料理、スシにも合うはずだとレオフは、力説。

2000 Weinheimer Hölle Riesling Spätlese halbtrocken ( Weingut Gysler)
11%とアルコール度が低く、”遅摘み”ワインで、中辛。どこか桃の香りがするでしょうと言われると、うんそんな気も。どの食事にも合うけれど、酢の物にも味噌にもう合うはずだという。レオフは、日本食の並ならぬファンなので、和食に合うかどうかいろいろ気をつかって解説してくれる。食前酒にもいいとも。

1999 Ensheimer Kachelberg Dornfelder Rotwein trocken ( Weingut Hildegardishof)
1955年アウグスト・ヘロルト氏によって開発された赤ワイン用の新品種であるDornfelder。、辛口。栄養豊かなしっかりした重い食事、焼き魚やステーキ、香辛料の効いた料理とのハーモニーが素晴らしいとのこと。こういうのを、しっかりしたボディのものというのね。ワインを語るには、ちょっとこつがいる。ラインヘッセンのワイン。アルコール度13%

1999 Bechtheimer Geyersberg Spätlburugender Rotwein trocken
( Brenner'shes Weingut)

フランスではブルゴーニュ産のピノノアールといわれるが、スペートブルグンダーという品種の赤ワイン。はっきりした味で、少し木の香りがするような。たばこ好きの人に好まれるという。まあ、カッチイの求めた赤ワインは、フランスワインのファンの人には、軽いワインだというかもしれない。赤ワインを、チーズくらいをおつまみに、ちびちび味わうカッチイには、飲みやすいのが一番だから。

これらの5種類のワインを10本くらいずつで、全部で50本お買い上げ。値段はねえ、オトモダチ価格にしてもらったけど、1本10マルク前後(600円)。現地では、こんなもん、10マルクも出すと、毎日飲むのに十分なおいしいワインが手に入る。トータルで、1200マルクちょっと(7.2万円)くらい。でも驚くことなかれ、送料がが662マルク(4万円近く)かかる!!運送会社を使うと安くなるけど、トラブルの処理がしやすいということで、郵便で送ってもらうことになった。それで、大きな箱で4つになった。一度に送ったら税関で目立つから、1週間くらいずらして送るよとレオフは言ったけど、結局2回に分けて、約1ヶ月と10日ほどで、カッチイの自宅まで着いた。さすがは、きっちりワインを仕切って梱包してあるので、全部無事。酒税として、持ってきてくれた郵便屋さんに2000円払った。

リーズナブルなお買い物だったと、ほくほくしている。ダンボールの仕切りをそのまま使って、納戸に、横に並べて我が家のワインセラーにしている。温度管理まではしていないけれど、まあ、大丈夫。ワインは、お使い物にもなるし、実家に帰るときにも、もっていくと父が喜んでくれるのだ。みんなで、食事の際にワイワイ飲むのもいいし、夜、寝る前に飲むのも、寛ぎのひとときで、よく寝れるような気がする。

2001年12月31日/記



ドイツ旅行記のトップへ


Copyright (C) Office-Danke All Rights Reserved