(1)材料 |
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キューン工房で、使われる錫は、93%無鉛純錫。
残り7%は、銅が含まれる。
これは、柔らかい性質を持つ錫の補強として使用される。
人体に影響のあるとされる鉛は、一切入っていないのだと、キューン社長は、強調されていた。 |
(2)鋳型製作: |
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ドイツの歴史と伝統から生み出された絵柄を、
自社デザイナーが考え、鋳型を製作します。 |
(3)錫を鋳型に流す |
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錫は柔らかい金属で、約300度で溶け出します。
溶けた錫を鋳型に流し込みます。
ペンダントに使用している鋳型は、両面で、セットになって
います。
冷めたら型から取り出し、研磨を繰り返して仕上げます。
中世以来伝わる技法で、手間のかかる手仕事をして、深みを出していきます。 |
(4)色づけ |
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この過程は、まったくのハンドペインティング。
色はエナメルで色づけしています。
絵柄は、裏・表にそれぞれの配色が施されており1つ1つ手作りで何日もかけて仕上げます。
色付けは、同じ色を3回・4回と重ねて一本一本細部まで塗っていきます。更に、何色も混ぜ合わせて1つの色を作っているため3・4日かけてやっと色付けが完成するという手の込みようです。 |
(5)完成 |
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キューン工房の錫は、ドイツの習俗を感じさせる絵柄、
丸みを帯びたカタチ、錫ならではの質感、
私たちの心をぎゅっと掴んで離さない可愛らしさに、
あふれています。 |